WABSCとは
WABSCは伝統工芸品をサブスクリプションでレンタルできるサービスです。気に入った工芸品は会員価格で購入することも可能です。工芸品を気軽に取り入れる新たな暮らしを提案し、工芸品にまつわるストーリーを紹介することで伝統工芸作家や職人とユーザーをつなぐサービスです。
伝統工芸品を取り巻く環境は年々市場が縮小し、職人不足などの問題に直面しています。WABSCは、「試す→購入する」という新しい体験価値を提供することで、伝統工芸品の裾野を広げることを目的としており、市場の拡大や伝統のものづくりを志す若い人材を増やすことを目指します。
さらに利用状況・流通状況・収益状況等のデータ分析を行い、事業者へ還元することで、データ活用による工芸品の企画開発など、DX推進にも貢献します。
WABSCのシステム
WABSCでは、3つの月額プランをご用意しています。月毎にチケットが配布され、チケット範囲内で好きな工芸品を複数選ぶことが可能です。30日単位でレンタル・返却してさまざまな工芸品を楽しめます。気に入った工芸品は会員価格で購入もできます。さまざまな工芸品を気軽に試したり、季節によって交換したりと幅広い楽しみ方ができるサービスです。
WABSCの特徴
①暮らし×伝統工芸
WABSCは、ユーザーに伝統工芸を身近に感じてもらえるサービスです。従来、和室などと合わせることが多かった工芸品を現代の暮らしと合うようにプロデュースし、職人の皆様と一緒にオリジナルの工芸も開発します。
②作家・事業者毎の紹介ページを開設
工芸品の紹介だけではなく、それぞれの作家・事業者の皆さんを取材し、作り手の想いやストーリーを各ページで紹介しています。商品の価値や制作背景を知ることで、より伝統工芸品への興味や愛着を持っていただけるようなサービスを目指します。
③法人向けのプランも
法人向けサービスでは、季節に合わせて工芸品を入れ換えることができるほか、保管スペースの削減につながるプランを提案します。工芸品や作家に関する情報を合わせて提供することで、施設等利用者の方々にもより深く工芸品の魅力を知っていただき、施設の価値向上に貢献することも可能です。宿泊や飲食、福祉事業者など幅広いニーズに対応します。
WABSCでレンタル/購入できる作品のご紹介
WABSCでは、普段使い可能な食器や花器に加え、鞄や帯などの服飾類、提灯や壺、和傘など置くだけでお部屋の雰囲気を変えることができる作品も多数取り扱っています。季節によってアクセントを変えたいホテルのロビーやお部屋、レストランのインテリアなどにぜひご活用ください。
商品ラインアップ ※サービス開始後、順次取り揃えていきます
染織品/陶磁器/漆器/木工品/金工品/和紙・和傘・提灯/文具/石工品/竹工品/版画/硝子/和蝋燭/扇子・団扇/表具(屏風・掛軸・額装・巻物・襖・衝立)/畳・簾/薫香/その他繊維製品(京繍・くみひもほか)
9月26日に京都市京セラ美術館にてWABSCリリースパーティーを実施
WABSCのリリースを記念して、9月26日(月)に京都市京セラ美術館にてRELEASE EXHIBITIONを開催しました。WABSCに参加する工芸品事業者や作家の皆さま、工芸品ファンなど多数の方が参加しました。来賓として京都府西脇隆俊知事、同山下晃正副知事、京都市門川大作市長も出席いただきました。会場内にはWABSC向けに企画した京都の30事業者の方々の作品を展示、参加者が実際に作品に触れ、作品に込められた想いや制作工程について作り手から直接聞くなど、交流の場にもなりました。
実際に工芸品を使用する感覚を味わってもらうために、抹茶椀でお抹茶を飲める体験ブースも用意しました。また、工芸文化史の専門家として日本の芸術文化の分野で幅広くご活躍されている京都女子大学の前崎信也教授を招き、「日本の工芸品のこれまでとこれから」をテーマにトークセッションも開催しました。現代におけるユーザーへのアプローチ方法や京都発で新サービスを立ち上げる意義など、工芸品について幅広くお話しいただきました。
WABSCサービス概要
サービス提供開始日:2022年10月12日
公式サイト:https://wabsc.com
Instagram:https://www.instagram.com/wabsc_kyoto/
お問い合わせ先:support@wabsc.com