株式会社80&Company(本社:京都市左京区、代表取締役:堀池 広樹)は、イオンリテール株式会社が展開する”リアルとオンライン”での衣料品レンタル事業『LULUTI』に向け、レンタルEC開発サービス「EC SubSCRM」を導入し、システム全体の大規模なリニューアルを実施しました。このリニューアルにより、『LULUTI』は受注から在庫管理に至るプロセスを自動化し、物流システムとの連携強化も行うことで運営効率とサービス品質が大幅に向上します。80&Companyは、持続可能な循環型社会に伴う、レンタル型ECサイトの市場拡大を見据えています。事業者が運用負担を最小限にしながら効率的にレンタルEC事業を立ち上げ、運営できるよう、今後更に「EC SubSCRM」の発展に注力していきます。
■パーティードレスのレンタルサービス「LULUTI」
『LULUTI』はイオンリテール株式会社によって運営される多様なドレス・フォーマルウェアのレンタルサービスです。関東・中部・関西・中国地方の10店舗(2024年6月現在)、またはスマートフォンを通じて、お好みのドレスやフォーマルウェアを簡単にレンタル可能です。店舗での受け取りや返却、さらには宅配便での対応も行っており、ドレスだけでなくセレモニースーツ、礼服、メンズ、キッズウェア(※)まで、幅広い選択肢を提供しています。結婚式や成人式、同窓会、子どもの発表会など、様々な場面でのニーズに応えることができます。
※店舗によって取り扱い商品は異なります。
■導入におけるポイント -物流・倉庫管理システムとの連動-
80&Companyは、『LULUTI』リニューアルプロジェクトにおいて、「EC SubSCRM」を活用し、物流および在庫管理プロセスを最適化しました。リニューアルしたシステムは、クラウド倉庫管理システム(WMS)を提供しているロジザード株式会社の「ロジザードZERO」と連携し、受注から在庫の管理に至るまでのデータをスムーズにやり取りすることができます。この連携により、顧客がオンラインでレンタルを申し込むと、その注文情報が即座に「ロジザードZERO」に反映され、商品の準備と発送が迅速に行えるようになります。
■システムの特徴
- 物流システムと連動 ユーザーが借りて、利用し、返却する一連の流れを物流/倉庫管理システムと連動。返却したものを倉庫管理システム(倉庫)に戻し、再びレンタルできるようにすることが可能です。一般的なECサイトにはない<借りて、返す>システムをロジザード株式会社の「ロジザードZERO」と連携させて構築しました。全ての商品が顧客情報と紐づいているので、誰がどの商品をレンタルしているかをスムーズに管理することが可能です。
- 幅広い決済に対応 ユーザーの利便性を高めるために、QRコード決済(Paypay)、後払い、キャリア決済(Docomo,au)クレジットカード、店舗決済など幅広い決済方法を導入しました。
■レンタルEC開発サービス「ECSubSCRM」
「EC SubSCRM」は、<借りて、返す>スタイルのレンタルECサイトを構築できるサービスです。「EC SubSCRM」を利用することで、レンタルモデルをECサイトに導入し、より広い範囲の顧客層へのアクセスが可能になります。「EC SubSCRM」を活用することで、従来の販売方法に加え、レンタル市場への進出がスムーズに実現し、多様な顧客ニーズに応えることが可能になります。
■ECSubSCRM導入事例
AnotherADdress|大丸松坂屋百貨店様
洗練されたブランドの中から自由に選べるファッションサブスクリプションサービス。Women's&Men'sの国内外300以上のブランドをラインナップ。
システムの初期開発から、サービスローンチ後はアジャイル開発とWebデザインを現在まで継続支援。
WABSC|京都新聞ホールディングス様
WABSCは伝統工芸品をサブスクリプションでレンタル・購入できるサービス。配送・返送も管理画面で行い、顧客接点もメール・マイページへのメッセージなどを実装し、顧客満足度の高いUXを実現。